awakening coach Arunaのブログ

アルーナが英語で書いたブログの日本語訳です

呼びかけを聞くことー2019年10月

 

 すべての人びとが共有する一つの意識は、ある共通の目的を人類が実現できるよう手助けする世界を作りだそうとしています。その目的とは、真我を発見し、私たちの本来の性質である愛、真実、創造性、智慧を完全に表現することです。これは確かに骨の折れる課題ですが、難しいことではありません。私たちが完全に今この瞬間にあるならば、いつでもこれらの資質が表現されているのです。

では、なぜこの目的を達成できるのは一部の人々だけで、ほとんどの人はうまくいかないのでしょうか? 前者の人たちには、内なる呼びかけがあり、自分とは何者かという真実を発見するためには”できることならなんだって”する、という意欲があるのです。後者の人たちは、呼びかけに耳を傾けず、従いもしません。このことにぴったり当てはまる古いことわざがあるのでご紹介します。 “You can lead a horse to water but you cannot make him drink.” ”馬を水場まで連れていっても水を飲ませることはできない(自分でやる気のない人にはどんなに指導しようとしてもだめだ、という意味)。

 私たちの好奇心、期待、夢、インスピレーション、さらに人生の状況といったものはすべて、「私たちの真理」を含んでいる「水」を見つけるのに役立つ手がかりを示しています。こういった手がかりを察知して、まるでピースがぴったり収まったパズルのように認識するひともいるでしょう。それらの手がかりを吟味しつつ、私たちは小川をたどりながら海へとたどり着きます。そして海に着いたなら、私たちは恐れずその「水」で喉を潤そうとするでしょう。なぜなら強く呼びかけるその声をかき消すほど優先されるものは他にないからです。

海へと至るこの旅の途中で、自分の決意を揺るがしてしまいそうな出来事に遭遇したとしても、私たちはそれをすべて乗り越えてきました。欲望、愛着、信念、判断といったものは、本来は私たちの目標を達成する能力を妨げてしまうことができるのですが、この旅を経た今では、もはや恐怖やためらいを私たちの中に引き起こしません。このような精神的および感情的な障害から自由になると、私たちは目の前にあるものを何であれ受け入れられるようになります。

  意識の海から水をすくって飲もうとしない人、あるいは海辺にたどり着けない人は、目標に到達するのを妨げている何らかの信念や障害に躓いてしまっているのかもしれません。ですがそのような人たちであっても、その行き詰まりを乗り越え、困難から自分自身を解放することができます。それを成し遂げることを助けるためにこそ、霊的な教師が存在するのです。 しかし、十分な静けさや敏感さを持っていないせいで、もしくは適切な行動をすることで子供時代に身に着けた条件付けを変えようとしないせいで、呼びかけに耳を傾けない人は、残念ながら少なくとももう1度の人生を費やして、声に耳を傾ける術を学ぶことになるでしょう。

 11月に行う予定のワークショップでは、真我の声を聴き、エゴに対処する方法を知り、真我を表現するクリアな器になる方法をお伝えします。
登録するには、advaitajapan@gmail.comにメールしてください。