聖なる静寂
日本のクリスマスでは、ショッピングに奔走するというよりも、夜のライトアップを楽しむ過ごし方が主流のようです。そのおかげで、私は仕事からちょっと離れ、東京湾の隣に位置する小さな漁村、走水の静けさを楽しむことができます。神社とその隣には三か所のお寺があり、そのエネルギーに私の住まいは抱かれています。私はその中で唯一暖房が利いている部屋で、ほとんどの時間を過ごしています。この部屋に私のコンピューターと瞑想のための椅子が置いてあるのです。暖房と居心地の良さが、冬の寒い日、風が強い日、雨の日にも私の身体とハートを温めてくれます。築50年の古い家ですから、最小限の断熱材しか施していないので、冷えたトイレに行く時の寒さがこたえます。でもその寒さがいつも私に思い出させてくれるのは、冬という季節が、休息してただ聖なる静けさを楽しむことで自分に再び命を吹き込む時である、ということなのです。その聖なる静けさとは、マインドが十分に真我の中に沈み、ハートは十分に開いていて、神聖な光が身体を通して流れている、まさに祝福の瞬間です。こうした冬の休息の方法をみなさんにお教えしましょう。
暖かい部屋で座り心地のよい椅子を見つけましょう。部屋のエネルギーがあまり好ましくないような時には、キャンドルを灯したり、お香を焚いたり、あるいはオーラ・ソーマのエア・フレッシュナーをスプレーして、そうしたエネルギーを払いましょう。椅子に腰かけ、リラックスします。マインドの注意を自分の呼吸に向けましょう。眠らずに意識を保っていてください。ただし考えることはしないでください。考えが浮かんできているなと気づいたら、ご自分の呼吸に注意を戻してください。何がこれから起こるのかと思いを巡らせてしまい、「今この瞬間」から離れることがないようにしてください。息が身体を出たり入ったり動いているのを感じます。息を吐くたびに、身体がさらにリラックスするのを感じます。真我が身体を通して自由に流れるにつれ、ネガティブな想念がこれまで作り出してきたエネルギーのブロックが解消され、癒しが起こるのです。するとあなたのスピリットが翼を広げ、マインドと身体は浄化され、元気を回復することでしょう。こんなふうに時間を使えば使うほど、あなたもあなたの家もより快適になっていきます。仕事に戻った時にはより創造性が強まっているでしょう。日々のタスクそのものは、静けさの中で休息した前と変わらないかもしれません。でも、この休息を経て真我からの贈り物を受け取ったあなたは、新しい気持ちでそうしたタスクに取り組めることでしょう。真我として物事に応えながら生きる人生は、あなたを内面から温めてくれます。
みなさんの新年が幸せでありますように。
ハッピー・ニュー・イヤー!
愛をこめて、
アルーナ